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神崎町

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ホーム > 神崎町について > 合併情報 > 市町村合併説明会・質疑応答集

市町村合併説明会・質疑応答集000

市町村合併説明会を実施しました。

2月8日、10日、12日の3日間にわたり、市町村合併説明会を開催しました。説明会には延べ103人の参加があり、町執行部および議会より、市町村合併についてのこれまでの取り組み経過、町の基本的な方針として、このまま単独でいきながら成田市を中心とした空港圏での合併を目指していくことに決定した理由等について説明し理解を求めました。今回は説明会に参加した町民の方からの質問・意見等についてお知らせいたします。

日時/会場

  • 2月8日(日曜日):神崎ふれあいプラザ視聴覚室
  • 2月10日(火曜日):神崎ふれあいプラザ視聴覚室
  • 2月12日(木曜日):神崎ふれあいプラザ視聴覚室

質疑応答

1日目 2月8日(日曜日)午後2時から 神崎ふれあいプラザ視聴覚室

町民:佐原市はどのような条件で申し込んできたのか。
助役:佐原市からは条件というより、合併の申し入れがあっただけである。しかし本町としては丁重にお断りをしてきた。

町民:編入と新設の違いは何か。編入の場合、行政サービスが変わるのか。
助役:新設の場合は名称、庁舎の位置、行政レベルなど細かい部分まで話し合いが持たれる。編入の場合、名称、庁舎の位置、行政レベル、条例・規則など成田市に準ずることになる。

町民:編入合併とは企業の吸収合併と同じで、何も言えなくなるということをはっきり説明した方がよい。
助役:新設であっても編入であっても事業については建設計画が作られ、その中で各市町の事業を検討する。編入だからといって町独自の事業ができないということはなく、必ず協議会の中で話し合われる。

町民:実権を握るのは成田であり、これまでのような町独自の事業は出来なくなり、妥協する部分が多くなると思う。
事務局:相手があるので今までどおりいかないことはある。しかし成田も協議については新設の気持ちで話し合うと言っており、何が何でも成田の言うとおりという姿勢ではない。(まだ合併すると決まった訳ではないが)合併の協議に入る場合には、神崎町としても空港圏を活かした町づくりをするという気持ちで話し合いをしたい。

町民:合併の可能性について伺いたい。新聞によると神崎町は対等の佐原を蹴って成田にいくということだが、当面の間単独でいくとはどのくらいの期間を言っているのか。また、議長の言う成田の形が変わってきたとは何か。
助役:今の財政状況では3年位が限度である。3年以内に成田合併を目指すという考えである。成田市はまず1市2町でスタートさせ、その後、議会と執行部で1市2町でよいのかもっと広げるのか擦り合せをし、神崎町、栄町についての検討をしていただきたいと考えている。成田の議員は神崎を好意的に見てくれている。下総、大栄町長も3町で成田にということで力を入れてくれている。

町民:こちらの事情として3年であって、3年でできる可能性があるということではない。それから形が変わってきたとは何か。
議長:成田市は第一段階としては2市4町で法定協を行っていく。神崎、栄町、横芝から要望があったが、第一段階を締めくくった後で、要望があった町と協議をしましょうという返事をいただいている。そこに焦点を置いたということになる。

町民:1市2町で法定協をやって、次の段階を3年以内でやるというのは難しい。
助役:成田でも議会と市の擦り合せがある。そこで協議がされる。

町民:成田に合併できる可能性があるという情報の中での70%だということを意識すべきである。もし成田とは非常に厳しいという情報の中では、町民の希望も変わってくるのではないか。具体的な合併の可能性があるのなら伺いたい。
助役:現在のところ確実にできるということはない。これからが大事な協議であり、要請を重ねながら成田との合併に加わりたい。また、成田市は合併協議を個別方式でやっていくつもりである。

町民:3年以内で目指したいというのは神崎の希望であって可能性はないのではないか。そのような情報の中で、議会も成田を目指したいとなったのではないか。
議長:議会の中でも佐原、単独という意見もある。しかし10名が成田に賛成であり、議会としては賛成多数で執行部案に同調していくということになった。確実な根拠は掴んでいないが、アンケート結果や若い世代を考えた場合、成田を目指すという結論に至ったと考えている。

町民:町民は3年で成田と合併できると誤解している。
事務局:(特例債が終わりということであって)合併は来年3月が終わりではない。神崎町では空港圏合併がベストということで成田を目指すことになった。成田市の合併も2市4町が壊れてきた。富里、芝山は編入では合併しない、多古ははっきりしない。今回は1市2町でスタートするであろう。しかし成田市長も国際空港都市ということで30万都市を目指している。そういう状況の中で神崎も将来的には入ってくるという認識はある。成田議会への陳情の中でも好意的な発言をしてくれている。

町民:助役が3年以内に80%の可能性があるという発言をしたらしいが本当か。
助役:確率はどのくらいあるのかという質問の中でそのように答えた。成田市議員との話し合いの中での見通しである。それから下総、大栄町長も3町は一体だと言ってくれており、成田市長にもそのように言ってくれていると思う。

町民:成田市は2市4町が1市2町に変わってきた。小林市長は、これまでやってきて何も形に残さない訳にもいかないという考えもあり、走れるところから走って、要望のあるところについては個別に協議すると考えている。成田市のタウンミーティングで市長は、当面は1市2町でスタートし、栄町・神崎町から要望が出ているがその時点で議会の皆さんと協議をして決めると言っていた。そういう流れが出来てきたので、町当局もがんばっていただきたい。
町民:成田合併は賛成だが、消防関係(西分遣所)とごみ関係(北総西部衛生組合)の扱いはどうなるのか。

事務局:それについては、現段階でははっきりとは答えられない。下総・大栄が成田にいくということになれば、成田の体制が下総、大栄をカバーできるのかどうか、その辺がまだ解らない。これから組合で協議していく。住民の方には心配のないような体制をとらなくてはならないと考えている。

町民:助役の言う80%の根拠がわからない。成田市長は合併反対で当選した人であり、市民も議会も反対である。話し合いに神崎町が話題になった事がないというのが現状である。1年から2年で合併できるというのは危ない。成田におんぶではなく、前に進む方向性を町は持って欲しい。合併できなかった場合の財政以外のシミュレーションはつくってないのか。もし合併出来なかった場合、誰が責任を取るのか。
助役:成田市の議員は神崎との合併について考えてくれているという感じを受けた。近い将来には国際空港都市として20万、30万の都市ができるのではないかということが考えられる。また、本町としてどのような事業をやっていくのか事業計画を立てながら、実施計画は3年ずつローリング方式で作っている。交付税も削減される見通しであり、内部の歳出のカットもやっていかなくてはいけない状況下である。全国の市町村が同じような見通しの立たない財政状況であるが、地方自治の推進に向けて努力していきたい。

町民:矢祭町のような努力しているところは人件費からあらゆるものを削っている。神崎町では人件費も何も削っていない。神崎町は努力している姿勢が見えてこない。道路が壊れたら昔のように皆で直しましょうとか、議員の人数・報酬を減らしましょうとかそういった努力ができるのではないか。
事務局:実施計画は3年のローリング方式で作成している。毎年各担当から上がってきたものを企画課で精査している。各担当とも努力はしているのでご理解いただきたい。
助役:議員報酬は昨年3月に10%カット、特別職も9月に10%カットしている。
事務局:町としても経費節減して努力している。人件費も人事院勧告で2年連続マイナスになっている。今後も節約に努めたいと考えている。

町民:町執行部、議会はいい選択をした。長期スパンで考えたとき、成田空港圏30万都市というのは、国、県、空港へ意見を述べる力を持ち、お互いによいパートナーシップが取れると思う。それが神崎町にとっても発展に繋がって行く。成田市の意向に少し変化が見られるとは、現時点では成田市民は合併したくないが、長期スパンで成田市の発展を考えた時に、広域合併の必要性を理解してくれる期待を持てる状況が前よりも強くなったということだろう。新しい合併特例法の素案が1月に公表された。地域自治組織や県知事の権限などが盛り込まれる予定である。そういった国の動きも見ていかなくてはならない。編入の場合、合併当初はどうしても受け入れる側主体になるが、20年も30年も経ってしまえば、新設も編入も関係なく新しい地域としてまちづくりに取り組んでいる。
助役:国の考え方を十分理解し、説明しながら進めていかなければいけないと考えている。
事務局:2月4日に成田市長に要望書を持っていった。そのとき小林市長は「重い要望ですね」と言っていた。神崎町が成田合併を目指すということは理解してくれたと思う。

町民:単独で乗り切ろうということですね。
助役:当面は、成田の空港圏合併を目指し単独でいくということで考えている。

町民:町民説明会を毎月開催するぐらいの熱意があってもいいのではないか。町民としては最新の情報が欲しい。
助役:広報等で情報提供していく。大きな動きがあった場合、説明会を開催する。

2日目 2月10日(水曜日)午後7時から 神崎ふれあいプラザ視聴覚室

町民:今後の町、議会の成田市へのアプローチの仕方を具体的に説明してほしい。また、特例市とはどういうものであり、どのようなメリットがあるのか。
助役:2月4日に成田市長・議会議長へ要望をしてきた。成田市では2月13日に臨時議会が開かれ協議される。今後更に成田市長、議員に対して要望を重ね、成田合併に向け努力したい。また、西部3町の繋がりを活かして下総・大栄町長にも要請をしていきたい。
事務局:人口要件は特例市が20万以上、中核市が30万以上である。特例市の事務としては騒音関係、環境関係、都市計画関係など20項目の権限が委譲される。

町民:合併が決まると、2年間は新市の議員報酬になるのか。
助役:在任特例を使うかどうかは、法定協の中で話し合われるので、本町の議員が必ずしも残るとは限らない。

町民:成田と合併した場合、健康保険税、介護保険税、水道料金等の生活に密着する部分の負担が増えるのかどうかが心配である。町民はそういうデータがないので、今判断できない状況である。議員報酬について議長個人の考えとしてはどう考えているのか。
議長:私個人の考えとしては、在任特例はやらない方がよいのではと考えている。
事務局:在任特例を使った場合、成田と神崎で別々に報酬を決めることもできる。

町民:財政の見通しの中の人件費についてだが、平成14年から平成20年までに、人数が5人減で900万減というのは計算が合わない。定時昇給は年どのくらいの割合か。
事務局:一人減につき約1,000万の削減になるが、定時昇給があるのでこのくらいの数字になる。定時昇給は年2から3%くらいである。

町民:神崎は編入合併を指向している訳だから、合併したら行政サービスは成田とイコールになる、そういう合併を期待している。
助役:編入合併なので、条例等は成田に準じ、行政サービスは成田に合わせることになる。

町民:成田は神崎とは合併しないと言っている。一丸となって成田を希望しているとは書き過ぎである。成田は神崎を相手にしないと言っているのに、すがりつくのは何故なんだと聞かれたとき、どう答えるのか。
助役:空港圏合併に向けて努力していくことが、われわれの役目だと考えている。20万の国際空港都市に神崎も関与できればということで努力をしている。

町民:空港圏や圏央道ということは、大臣や知事が発言することであって、町民にとって直接は関係ない。
町民:代々この町で暮らしていく為に、合併についてはたいへん興味を持っている。アンケートの結果が、(回収率が低いのは残念だが)町民の意思の集約だと思う。神崎町の将来像として人口1万人とあるが、今のままでは行き詰まっていくことが目に見えている。町、議会が現状認識をどう捉えているのかを今日聞かせてもらった。現状認識はそれでよいと思うが、そのとおりにいかない現実がある。成田市に対する働きかけや、当面の間どうするのかが今一番大事である。高齢化は若者が離れていくことであり、その辺の対策をどう考えてやっていくのか。若者が神崎に住みたいというまちづくりの計画・考えがあれば聞かせて欲しい。

助役:アンケートの結果では7割が成田指向であった。空港圏の合併によって周辺もよくなる。空港圏合併をまちづくりの一つとして最大限努力していきたい。
事務局:神崎町の新世紀プランは10年計画で進めている。毎年実施計画を3年のローリング方式で作っている。現状を踏まえながら、計画に基づいて進めている。

町民:財政が厳しくなる一方で、行政サービスは福祉面等向上していかなければならない。どこを削るかというと、削れる部分は限られてくる。町民サービスをどうするのかを一番重視してほしい。高齢者に暖かい手を差し伸べられる町政を目指せばよい方向に向かうのではないか。また、若者が住みたくなるまちづくりをどうやって進めていくのか、具体策はあるのか。
助役:財政面では国・地方で700兆円の借金がある。国は三位一体の改革を進めている。国・地方も財政難であり、各自治体が3年から5年先の財政シミュレーションを作るのは非常に大変である。神崎町では議員報酬、特別職報酬を10%カットしたりと、削れるところは削る努力をしているが限界がある。その中で住民サービスを低下させないよう行政を進めていく。若者が住めるまちづくりについてだが、空港に依存している部分も多く、町独自では今の財政ではなかなか難しい。よい方法があれば町民からも提案してほしい。

町民:歴史的には佐原を中心としてやってきた。成田は神崎との合併には魅力がないと判断した。それでも合併を希望するのはどういう理由なのか。何故下総・大栄を入れて神崎を外したのか。本当に特例市を目指しているのか。神崎町の魅力とは何か。(引っ越してきて、小中学生があいさつしてくれることに感心した。)合併は財政的にするしかないことは理解しているが、現実的に合併できる方法を取って欲しい。
助役:最初は3町での合併を考えていた。小川前市長は11市町村の編入合併を提案したが成田市議会に否決された。小林市長は生活圏と空港圏の合致した2市4町を提案した。成田市議会は1月22日の全員協議会で1市2町でいくことを決めた。見通しとしては1市2町になったことは明るいと思っている。成田市議会と成田市で協議が重ねられると思う。

町民:財政問題と合併問題は切り離せない。いつまで成田合併を待つのか。駄目だった場合どういう方向性でいくのか。財政が赤字になったときの見通しはどうなっているのか。
助役:成田市が中核都市を目指していく中で、要請のある神崎町・栄町・横芝町をどうするのか、成田市の議会の中で協議されていくであろう。出来れば早い時期にしたいが、3年以内に合併できるのではないかという見通しでいる。

町民:4年前にニュータウンから四季の丘に引っ越してきた。自然環境は素晴らしく、子育てをするにはここだなと思い引っ越してきた。神崎町の認知度は低く、アピールしていかないと人口は増えない。このまま単独でいくことに重きを置いて欲しい。自然を活かしたり、小中一環教育だったりといった特色あるまちづくりをしてほしい。ここ1年から2年が勝負だと思う。始めから合併ではなく、人口を増やすことによって財政の再建を図るというよい循環をつくって欲しい。
助役:神崎町のアピールは大事である。神崎町は「自然と人とふれあいのまち」ということで自然を活かしたまちづくりを進めてきた。また、教育問題も一番大事な問題である。成田市は教育特区として小学校から英語教育に力を入れている。本町でも教育には力を入れているが予算的にも成田まではいかない。そういう点からも空港圏合併を進めている。
議長:神崎町は残土条例などによりすばらしい自然が維持されている。人が集まるまちづくりとしては、圏央道という大きなプロジェクトがある。議会としては、陳情等皆さんの見えないところでも努力をしているのでご理解頂きたい。

町民:まちづくりは道路ではないと思う。子育てをする世代からすると、そこに住んで子どもを安心して育てられる環境が第一にくる。私自身子どもはいろいろな交流を通して、まちに育ててもらっていると考えている。道路や整備といったことより、人を育てることが難しい。もう少し子育てについて考えてもらえれば、神崎町は子どもを育てるには最高だよといったアピールができる。
助役:神崎町は、先人の方から教育には力を入れている町である。教育予算は近隣よりも多くつけている。すべての教育施設は完備されてきている。水道は全地区完備するように努力している。子どもたちの為、教育にはこれまでも努力してきているのでご理解頂き、町民の皆さんからも神崎町をアピールしてほしい。

町民:財政の見通しでいくと、平成19年で赤字になる。これは企業でいう倒産ということか。
事務局:その場合は、建設事業費を見直してマイナスにならないように考える。

町民:マイナスになった場合の町の運営はどうなるのか。
事務局:千葉県の場合を見ても、来年度分を繰入して使うことになる。それが続くと国の管轄になる。

町民:その場合、町の行政当局、議員はそのままなのか。
事務局:経費削減や借金しかないが、一定額を越すと国の管轄になり指導を受ける。平成17年4月以降も合併推進は続き、事務的に苦しくなった市町村に対しては、存続できるような形で国・県も支援するだろうと思われる。合併しないからといって、町が潰れるということではない。

町民:情報公開をしっかりやらなくてはいけない。何故成田が入れないのかを分析し、町民に公表すべきである。成田が合併したくない理由として、成田の一般市民が合併したくないからだということを、町民に公表すべきである。成田の一翼としてぜひ入ってくれと言われるようなまちづくりをしていかなければならない。
助役:神崎町として成田の空港圏合併を目指すことに決まったので、町民の皆さんに今の状況を説明するために今回の説明会を開いている。
事務局:成田市の合併アンケートの結果として、合併はやむを得ないとする意見が55%ある。単独でいいという意見は21%しかない。これをみると近隣市町村のことも考えているという判断はできる。成田市も今の枠組みで済むとは思っていないだろう。国・県も空港を中心とした特例市、中核市として成田市を位置付けしていると思う。

3日目 2月12日(木曜日)午後7時から 神崎ふれあいプラザ視聴覚室

町民:説明資料はわかりやすい、正確なものを出してほしい。
資料の数字には、億や万といった単位をつけて欲しい。
町の発展の柱として、町民の所得増が町の収入増につながるということがある。そのために、分野別に具体的な削減計画を示してほしい。
住民アンケートで7割が成田を指向しているというが、これは合併を必要とする人の中の7割であり、アンケート全体からすると実際は約6割である。事実は正確にしてほしい。
資料中の財政指数の人口1人当たりの地方債残高の説明がない。どこも財政が厳しいというが、何故神崎だけ拠出して高いのか。
成田の市民アンケートの結果が示されていない。合併の対象として、神崎は3.6%の回答しかない。資料の中に載せるべきである。
成田への要望書に対して、どのような文書回答があったのか。
1月20日の成田タウンミーティングでの市長あいさつの際も、合併に神崎を加えるということは一言も言っていない。
成田の可能性は8割というが、2割の方になったときどうするのか。
学習会、先進地視察、アンケート、住民投票が必要になってくる。徹底した情報公開が必要である。

助役:(資料について)
国・地方合わせて700兆円の負債があり、国・地方とも非常に厳しい財政状況である。資料については、1年1年で状況が変わる中で、できるだけ正確なものを出している。
(町の発展について)
不況の時代であり、町として町民の所得を増やす施策は今のところ難しい状況下である。
(経費節減について)
16年度予算要望でも、各課に経費節減に努めるよう指示している。また、行政の組織の見直しについても課長会等で話し合っている。
(地方債現在高について)
神崎町は1人あたり53万9千円となっている。本町の場合、ふれあいプラザ、学校、道路、駅自由通路などの事業を基本計画に基づき展開してきた。これは事業の先取りであり、その結果地方債が高くなっている。
(成田市アンケートについて)
3.6%と低いのはわかっているが、これは成田市案の2市4町を提示してのアンケートであった為このような数字になったのではないか。
(要望書の回答について)
書類での回答はない。9月要望の際、成田市、成田市議会がそれぞれ本町に来庁され、説明を受けた。空港圏合併を要望しているところである。
(成田市のタウンミーティングについて)
成田市長は2市4町を最大と言っている関係で、神崎町のことには触れていない。そこで神崎のことを言ったら2市4町が変わってきてしまう。
(学習会等について)
できるだけ努力して要望を重ねて空港圏合併を進めたい。視察等についても必要であれば検討したい。アンケートは必要なときには、検討し対処したい。大きな動きがあったときは、説明会や広報等で情報をお伝えしたい。
(成田と合併できる可能性が8割という発言について)
8割可能という明るい希望を持っている。西部3町は一体であり、下総町長・大栄町長も神崎のことを心配してくれている。
事務局:(成田市のアンケートについて)
2市4町にこだわらずに合併を進めた方がよいという答えは合計すると55.8%ある。成田市民の中にもある一定の理解はあるのではないかと思う。

町民:成田アンケートの設問で、神崎は空港圏、生活圏のどちらでもなく「その他」に分類されている。その中で3.6%である。事実は正確に伝えて欲しい。
事務局:こういう考え方もあるということでご説明したのでご理解いただきたい。
助役:空港圏についてだが、旧神崎地区は特別管制空域になっている。公団から交付金も頂いている。

町民:前回の説明会では町の方向性が出ていなかったが、今回成田指向に決まって良かった。これから成田市に対してどういう方法で行けばよいと考えているか。
助役:これから成田に向かって努力する訳だが、町民の方も様々なつながりがあると思うので協力をお願いしたい。そうすれば町民の方もこれだけ成田との合併を望んでいる、ということが相手にもわかってもらえると思う。成田市長に要望書を持参した際も、「重みのある要望ですね」と言っていた。要望を汲んでもらえる様、努力していきたいと考えている。

町民:町会議員は地元住民の意見を聞いてから公の場で意見を言うべきである。
議長:議員は、それぞれの地区で意見を聞き、それぞれに努力していると理解している。

町民:財政状況がこうなったのは自己責任があるので、自己再生を目指すべきである。その後で合併の議論をするべきである。編入という吸収合併には危険視している。アンケートの結果で、1,000人の成田指向でこの町の将来を決めてよいのか。住民投票をやるべきではないか。この町は自分達でつくっていこうという考え方が少ない。これから3年間あるわけなので、原点に返って考えていきたいと思っている。
助役:自治体間の合併は、新設の場合、市の名称、庁舎の位置でもめるケースが多い。編入の場合、受け入れる側に合わせることになる。神崎は編入で仕方なしという考えである。住民投票についてだが、今は成田方向で進めている段階である(のでやるつもりはない)。なるべく早い時期に合併したいと考えている。

町民:成田にいった場合、神崎町から執行部・議員は出ないだろう。神崎の意見反映は出来なくなる。成田の住民と神崎の住民は対等にならない。それで神崎の将来はよいのか。あくまで成田指向ではなく、原点に返って考え直すべきである。そうでなければ、吸収もされない、単独でもいけないということになってしまう。単独で行くという気持ちで行って欲しい。
助役:ここ3年は、単独で成田指向でいく。合併特例法の法律改正で、旧市町村単位の地域自治組織や知事権限での合併の推進が予想される。そのような点からもずっと単独でいくことは難しい。

町民:法律が改正されれば、佐原もあるということですね。
町民:1年前に神崎に引っ越してきた。神崎町は手の打ち方が鈍い。アンケートの取り方が遅い。知事や国会議員に要望したのか。合併した後のプランを立てなければいけない。もっと手の打ち方を考えて欲しい。

助役:住民と一体となって努力する。

町民:合併は結婚と同じだと言われる。町のデータを見ていくと、神崎は他の町と比べてすべてが悪い。自分が成田市民だったら神崎と合併したくない。また、神崎町は議論をする場が一つもない。タウンミーティングや地区座談会等で住民の意見を汲み上げて、神崎町と合併して良かったと言われるようなまちづくりをしてほしい。
助役:本町では大事業を先取りしてやってきているので、他町より借金が多くなっている。これからの事業としては、武田・古原線2期ルート、成田・下総線の神崎への延伸や圏央道などがあるが、道路に関しても成田とは密接な関係がある。また、土地改良、浄向川の排水事業等、下総町との関係もある。大きな動きがあった場合には、タウンミーティング等を開催し、報告を兼ねできるだけ皆さんの意見を聞いて進めていきたい。経過等については広報で情報を流し、ご理解をいただきたいと考えている。

町民:武田・古原線は成田空港へつながる幹線道路であり、今設計が進められている。排水の終末は成田用水に流すことになっている。これからも下総町と連携していかないと事業が暗礁に乗り上げる。ぜひ、成田合併に向けてがんばって欲しい。
助役:下総・大栄との関係を一生懸命努力させていただく。

町民:今回の説明会の出席人数はどのくらいか。その関心度が大事である。
助役:8日は34名、10日が27名、12日が42名である。広報での報告を見て、理解されて来ない方もいると思う。

町民:住民の7割が成田を希望しているというのは不正確である。合併を必要性と考える人が85%の中での方向性である。全体では60%が成田を希望しているというのが事実である。住民投票をやるともやらないとも回答がない。3年間単独の割には施策等をのんびり考えている。ここにきて抽象的なことを言っていては困る。もっと具体的な計画、所得を増やす計画を示してほしい。
事務局:総数からすると成田は65%になるが、佐原も10%台になる。所得を増やす施策は経済施策なので、市町村の施策としては難しい問題である。
助役:現段階では住民投票をやる考えはない。

町民:財政逼迫の原因は、箱物をつくりすぎたことである。そういう反省はあるかどうか。
助役:箱物はむしろ先取りの事業であり、反省という考えではなく、先行投資として進めてきたと考えている。

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