「子どもには、逆境に屈することなく、たくましく生きてほしい」と、親であれば誰もがそう願っているのではなかと思います。私も米沢小学校のこどもたちには、そうあって欲しいと思っています。子どもたちと年齢が近い講師を招き、神崎ふれあいプラザ文化ホールにて、道徳の特別授業を行いました。米沢小学校と神崎小学校は全校児童、神崎中学校は、1，2年生の生徒が参加しました。
　成田市出身のシンガーソングライター冨塚大地さんは、サッカー選手を夢見た少年時代を過ごしました。しかし、14歳のときに挫折、目標を失いかけたところ、プレゼントされたアイポットに自分の好きな曲を集めるためにたくさんの曲を聴き始めたことで音楽の道に目覚めました。音楽活動に熱中、メジャーデビューを果たし、これからというときに、新型コロナウイルス感染症が猛威を振るう事態となり、またまた苦境に・・・。小中学生へのメッセージを歌と映像、楽しいトークで伝えてくれました。

　子どもたちは、サッカーやYouTube、ゲームについて問いかけられると、夢中で答えていました。また、冨塚さんの透き通った明るい歌声を手拍子を取りながら聴いていました。ユーモアを交えながら優しく語りかける彼の言葉は、きっと子どもたち一人一人の心に大事な何かを残してくれたことでしょう。
　冨塚さんの「結果だけ見たら失敗ばかりだったけど、いつも全力だった。間違っていなかったんじゃないかなと思う。」という言葉が印象に残りました。いつも全力！私も大好きな言葉です！米沢小学校の合い言葉「ほんき」に通じていると感じました。