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神崎っ子ニュース       戦争体験講話

更新日: 2023119

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戦争体験講話

東京大空襲のお話を聞きました。

戦争体験講話

お話を聞いた後に感想を発表しました。

 小松地区在住の元教員、髙橋 節子 先生をお招きして、戦争の悲惨さを学び、平和を大切にする気持ちを育むことをねらいとした「戦争体験講話」が行われました。
 髙橋先生は、9歳の頃、東京の下町地域を中心に一夜で10万人以上が亡くなったとされる東京大空襲を経験されたそうです。家族と一緒に炎から逃げ惑い、お父さんがトタン板で火の粉を防いでくれたおかげで奇跡的に生き残ったそうです。「父の目は、火の勢いと熱風のため何も見えなくなってしまった。一緒に逃げた妹は息をしていなかった。周りには、炭のようになって死んでいた人がたくさんいた。真っ黒な人間は、今も頭の中から消えない。今でも思い出すと涙が出る。」とお話されていました。
 結果的に自分は奇跡的に助かることができた。「このような悲惨な経験を次の世代にさせたくない、この平和を守り続けるためにも、二度と戦争はしてはならない。」という思いから教員を退職後、語り部を続けているそうです。
髙橋先生は、東京大空襲後、戦禍を逃れるために父の実家のある神崎町に身を寄せたそうです。9歳で悲惨な経験をし、慣れない土地で暮らすのは大変だったことでしょう。子どもたちは、真剣な表情で髙橋先生のお話を聞いていました。
 本日の講話で、平和の大切さを改めて学びました。髙橋先生、ありがとうございました。