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ぼくの世界、君の世界(6年生・国語)

更新日: 2024125

ニュース

 6年生の国語で、「ぼくの世界、君の世界」という教材があります。この単元では、心の世界について考えを広げたり、自分の考えを書いたりしていきます。目に見えない心の世界について考えていくことは、子どもたちにとって心の成長につながり、他との関わりについて見直す機会でもありますが、それだけにこの教材を読み込んで自分の考えを述べていくことは、大変難しい学習でもあります。単元が終わって、子どもたちが「心の世界」について、自分の考えをまとめていました。みんなとてもよく書けていました。今日は、2人の考えを紹介します。

【克実さん】
 ぼくは、「自分だけの心の世界がある」ということを考えたことがなかった。「ぼくの世界、君の世界」を読んで筆者に共感できた。
 ぼくは、好み・感情の上下・性格など、細かいところまで同じ人はいないから、人は生まれながら「心の世界」をもち、成長していると考える。なぜかというと、友達とある授業の必要性などを話し合うとき、大きな違いや細かい違いを感じたことがあったからだ。その違いには、授業に対する人の意欲が関係していると思う。
 人同士がつながり、協力し合うには、相手を傷つけないように、心を開いて「考え」を伝えることと受け取ることを意識するべきだ。

【珠鈴さん】
 みなさんは、「自分の感じていることと、他の人の感じていることが同じであるという保証はどこにもない」ということを考えたことがあるだろうか。
 私は、「ぼくの世界、君の世界」の文章を読むまで、「自分の感じていることと、他の人の感じていることが同じであるという保証はどこにもない」ということを考えたことがなかった。この文章を読んで、「自分が感じていることと、他の人が感じていることが同じであるという保証」について考えてみたが、正直分からなかった。例えば、学級レクでドッジボールかリレーで意見が分かれるとき、私はリレー派だが、ドッジボール派の人が多いときがある。意見が友達と同じである保証はどこにもない。相手の気持ちを考えてみて自分の気持ちを整理していく。自分自身の考えについてもっと理解することで、「自分の感じていることと、他の人の感じていることが同じであるという保証はどこにもない」ということについて考えていきたいと思う。