神崎中学校の卒業式に招かれ、行ってまいりました。さすが、中学生です。卒業生も在校生も堂々としていて、立派な態度でした。みんなでこの式をやり遂げようという気概のようなものを感じました。送辞や答辞にも気持ちが表れていて、素晴らしかったです。圧巻だったのは、合唱でした。子どもたちの真剣な姿と歌声に心打たれました。退場のとき、子どもたちの後ろ姿を見送る3年生担当の先生方を見ていて、子どもたちと真摯に向き合ってきたことがわかりました。
　式が終わり、体育館から教室に戻る道すがら、ここかしこに菜の花などの小さな花が生けられた花瓶が置いてありました。巣立ち行く中学生を、陰でそっと応援し、支えている方々がいることがわかりました。冷たい雨が降っていたにも関わらず、とても温かい卒業式でした。
　
　小学校の卒業式も近くなりました。中学校の卒業生のように「一人で大きくなったわけではない、たくさんの方に支えられて今がある。」と気づくことのできる「卒業」であって欲しいと思いました。
　
　さて、今日の昼は、6年生を校長室に招待しました。校長室で給食を食べるのは、はじめてなので、少々緊張していたようでしたが、校長室に飾られている歴代校長の写真を見ながら、自分の家族が小学生だった当時の先生方の話題などで会話が弾みました。子どもたちの心の片隅の小さな思い出の一つになればいいと思います。